人・ロボットインタラクションに関する研究

会話中のアイコンタクトおよび視線の文化的差異とロボットへの実装

非言語コミュニケーションは会話の重要な一環であり、その中で視線は感情、注意、興味など多くの情報を会話相手に伝えます.視線行動は状況や人の背景に敏感で、特に文化による大きな差が存在します.例えば、好ましいと思われるアイコンタクトの長さや考える時に見る方向などは文化によって傾向が変わることが判明されています.人間同士の会話中の行動をもとに対話用ロボットにいくつかの文化の典型的な視線行動パターンを加え、様々な文化的背景を持った人に広く対応できるソーシャルロボットを提案しています。自分と似た行動をするロボットを好むか、より人間らしいロボットを好むか、どのような行動でソーシャルロボットが評価を得られるかも検討しています.
  • Louisa Hardjasa, Atsushi Nakazawa. A Cross-Cultural Examination of Gaze and Eye Behavior during Conversation. 電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループシンポジウム2019(HCG2019)